|
|
Q4.親戚の者が場面緘黙の娘の先生になるのはよいことでしょうか?
(5歳女児の保護者の質問)
|
5歳の娘オリビアは、この秋幼稚園に入園します。現在は、私立のプレ幼稚園で幼児5名のクラスに在籍しています。娘がとても親しくしている義理の姉が、うまくいけば娘の園担任になれそうです。もしそうなれば、娘の不安を和らげることができてよいのではないかと思っています。義理の姉はもう一人の先生と組んで、このクラスの担任をすることになっています(このクラスの園児数は36名の予定です)。オリビアは社交不安ももっています。
おばにあたる者が担任をするのは、よいことだと思われますか? もう一人の先生も姉も大変よい人達で、十分にオリビアへの配慮をしたいと言って下さっています。この新しいクラスには、娘と仲よしのお友達一人も一緒の予定です。各クラスの平均園児数は23人ですが、おばのクラスには平均より13人子どもの人数が多いです。 どうすればよいでしょうか。どうかアドバイスをお願いいたします。
|
|
(エリザ・シポンブラム博士の回答)
娘さんのことをよく存じ上げないので、あなたのご質問に十分は答えられませんが、とても熱心でお子さんをぜひ助けたいと思っている先生ならば(それに一人は彼女のおばさんなのですね!)、娘さんのことや彼女に必要なことは何か、きちんと理解してくださるでしょう。そうなれば、理想的な環境といえます。もう少し少人数なら、なお理想と思いますが、娘さんが人と関わりをもち、安心を築いていけるように、心を尽くしてくださる熱心な先生がいることは、きわめて重要なことです。
5人しかいない小さなクラスと伺いましたが、もしかすると先生がきちんと場面緘黙を理解しておらず、緘黙によって反抗したり、人をコントロールしていると、誤って受け取っていたのかもしれません。お子さんは誤解され、プレッシャーをかけられ、話すように求められ、不安が高まったのではないでしょうか。
幼稚園が始まる前の夏休みの間に、できるだけ多くの子どもと遊ばせるように取り組みましょう。新しい教室で何かしたり、おばさんといっしょに過ごすとよいと思います。入園する秋には、すでに教室や友達、担任の先生と打ちとけている状態にするとよいでしょう!
|
|
|
|