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Q1.お薬を減らしてもよいでしょうか?

 


 (エリザ・シポンブラム博士の回答)

 あなたのご意見に全面的に賛成です。このまま息子さんの薬を減らしていきましょう。症状の後退もなく、よい感じで15mgまで減らされています。このまま断薬を試みられたらよいと思います。 これまでも何度も触れましたが、9〜12ヶ月かければ、気分を司る脳内ホルモン「セロトニン」をうまく生成できる身体状態にもっていけることが研究で示されています。ですので、試してみられたらよいと思います。

 私なら2週間に2.5mgずつ減薬して経過を見ると思います。 時間をかけてゆっくりと進めていけば、きっとうまくいくと思います。例えば内気さがいくらか増すなど、少し後退するようなことがあったとしても、驚かないでくださいね。たとえそうであっても、緘黙に戻るということはまずないと思います。症状改善への大切な鍵は、子ども自身が自分を「話せる人」ととらえることです。 それゆえ、すっかり改善した子どもが緘黙の状態に戻るというのはまれです。

 食べ物に関する感覚統合障害について触れておられていました。感覚の問題は、場面緘黙の子どもにはとてもよくあることです。 というよりも、セロトニンが関わるため、不安の問題を抱えた子どもたち全てによく起こるのです。セロトニンと感覚統合は、関連していると考えられてます。最近ちょうどこの問題に関する研究をいくつか読みました。これらの研究について、またあなたにお伝えしたく思います。

 ぜひ断薬を試みることをお勧め致します。漫然と薬を続ける理由はどこにもありません。ご存知のように、これらの薬の長期的な影響はまだ明らかになっていないのです。私は、場面緘黙の子どもの治療開始をスムーズにするための手段として、プロザックやこれに類する薬を用います。子どもに薬を長期間使い続けようとすることは絶対になく、1年を過ぎれば必ず減薬を試みます。