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セラピーを1年間受けられたとのことですが、どのような種類のセラピーでしょうか。場面緘黙に焦点をあてたセラピーでは、コミュニケーションスキルを高め、不安を下げ、必要な対処スキルを身につける支援を行います。子どもの不安レベルによって、コミュニケーションを「非言語」「移行期から言語へ」「言語」へと調節し対応させていきます。お子さんは、このようなセラピーを受けてこられましたか。
また、急に不安が高まった原因に心当たりはありませんか。学校の先生かお友達が発話を期待していると感じたのでしょうか。うまくいっていたということですから、娘さんの不安を高めるようなことが何かあったはずです。
薬についてですが、必要と考える場合には、私は薬物療法に賛成します。おそらくそれが今なのでしょうか(これは私には決められません)。しかし、次のことに注意してください。
1)なぜ急に不安が高まり後退を引き起こしたのか、不安の原因を探りましょう。
2)コミュニケーション・スキルを発達させ、対処スキルを身につける対応への支援を行いましょう。そうすれば、不安が高まったとしても、緘黙へと後退しないですみます。
服薬しても、これらのことをしなければ、ただ問題を見えなくしているに過ぎません。
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