|
(エリザ・シポンブラム博士の回答)
よい質問をありがとうございます。あなたの疑問は、十分納得がいきます。かかっておられる専門家は治療プランを工夫し、あなたが治療機関の外でお子さんに用いることが出来る手法をこのプランに含める必要があります。非常に多くの保護者が、まさにこの問題を抱えて私達のところに足を運んできます。
場面緘黙児の治療は、何年もかかって、治療機関でうまくいったとしても、家庭や、学校のような社会的状況では改善が見られないことがあるからです。
ほとんどの場面緘黙児にとって、最も不安が高いのが学校でしょう。プログラムでは、まず学校での不安、そして他の社会的状況での不安を軽減します。そして、自己評価を高め、社会的場面での自信をつむための様々な手法を工夫します。保護者にはぜひ、学校や家庭で行える手法が必要です。それがなければ、仰るとおり、全体的な改善は難しいでしょう。
|